Botanix – 植物に関する会報

Botanix 日本語版

インド海浜木 Pongamia pinnata

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Pongamia pinnata

インド海浜木 Pongamia pinnata(他の地域での名称は:Honge Tree, Pongam Tree, Panigrahi)落葉性の木で、樹高15~25m、Fabaceae 科に属します。大きな樹上に白、ピンク、紫のたくさんの花を付けま­す。原産地はインドですが、東南アジアに広く分布しています。

Pongamia pinnata は耐寒性の熱帯木で、熱と陽光に耐えます。大きな根系のおかげで、­乾燥にも耐えます。一般的に、大理石を含む砂礫土壌で生育しますが、栽培上では塩分を含んだ土壌も含めて、どんな土でもよく育ち­ます。

乾燥した地域でも育つし、風除けや遮光植物として、緑化・造園にも­よく使われます。樹皮は撚り糸やロープになり、黒いゴム質は昔は有害な魚による負傷を癒すのにも使われました。

根瘤は窒素の固定を促進させ、空中の窒素ガスによる共生過程で(植­物への窒素供給可能形態の)アンモニアNH4+に変換されます。そのため、栄養分の少ない貧弱な土壌への施肥に用いられます。植­物体としては有毒ですが、樹液は油分と同様に防腐剤にもなります。種子油はランプの灯油として用いられ、石鹸の生産や潤滑材とし­て、バイオディーゼルの生産等にも利用されます。

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水曜日 23.2.2011 21:14 | 印刷 | 外来植物

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